あっ!アレは何だ?第2幕
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「P3C」の巻で「絶滅した」と表記した対潜哨戒機「P-2J」です。1980年当時のネガが発掘され、
この度コラム掲載となりました。
ロッキード社の原型と川崎重工業の改設計で、1966年誕生した海上自衛隊の名・対潜哨戒機
です。海底に潜む潜水艦を探知するのが任務です。双発のプロペラと、対潜哨戒機特有の尻尾
が特徴でした。そして、機首はガラス張りで透明になっています。
バイトして購入した「コムラー」の望遠ズームで、初めて試し撮りをするのにモノクロのフイルム
を用いました。カメラ本体の「キャノンEF」はシャッタースピード優先だったんです、凄いカメラです
ねえ昭和48年製なのに。操作を慣れてから、松田聖子などのアイドルを撮るのが当時の目的でし
た。望遠初撮影なので、難しかったです。被写体が飛んでいるので、ズーム端では尻が欠けてし
まいました。
撮影地は「厚木基地」フェンスです。滑走路向こうに大和駅方面が写っています。当時、この「P
-2J」は飽き飽きするほど毎日飛行していました。戦闘機は「ファントム」「コルセア」「イントルーダ
ー」などですが、この日は飛んでいなかったみたいですね。「P-2J」は1994年5月まで現役で活躍
しました。
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